照代おばさんの疲れたなぁ.com

疲れを解消する脳内ホルモン「セロトニン」ってなに?

● 癒しの効果 セロトニン

へぇー、
せろとにんって
すごいんだねぇ

プレッシャーを最初に受け止めるのは脳です。プレッシャーを受けて脳はストレス状態になりますが、自発的に周囲の神経系に命令を出し「セロトニン」という脳内伝達物質が使われて調整します。
ストレスが溜まっているときに温泉に入ったり、リラックス効果のある体操や断食、座禅、深呼吸などを行うと体や心が癒されるのは、セロトニンが増え、高まっていたノルアドレナリン(闘いの神経伝達物質)が減らされるからなのです。
しかし、ストレス状態や疲労が重なるとセロトニンの量が減ったり、働きが制限されたりしてしまいます。そのため、食欲がなくなる、眠れない、目覚めが悪いなどの身体や心の様々な症状が表れます。日常の小さなプレッシャーでも、セロトニンが使われてしまうので、セロトニンの分泌を増やす必要があります。
セロトニンは人の感じる症状や痛み、食欲、生殖、運動、体温、呼吸、消化、心臓など多くの生理作用にもかかわっています。したがって、ストレスによって起こるセロトニン不足は、さまざまな悪影響を及ぼすのです。

※脳内3大神経伝達物質

セロトニン(安定)、ドーパミン(快)、ノルアドレナリン(不快)
■ ノルアドレナリン
… 神経を興奮させる「闘い・怒りのホルモン」不快な刺激を監視して、緊張状態やストレス状態を演出する役割を担っています。不足すると、無気力、無関心、意欲の低下につながります。
■ ドーパミン
… 集中力を高め、快楽感情を生み出す運動調節、ホルモン調節、動機付け、快感、意欲、学習などに関わる物質です。ドーパミンの不足は精神機能や運動機能の低下につながり、過剰に放出されると統合失調症や過食を引き起こします。
■ セロトニン
… 精神を安定させる、脳内の「総合指揮者」他の神経系の過剰な働きの抑制作用があり、異常な興奮や衝動・不安感を軽減します。また、セロトニンは、睡眠周期を調整するホルモン「メラトニン」の原物質でもあります。不足すると、うつ状態やパニック発作などを起こします。また、ストレス環境に長期間さらされると、セロトニンが枯渇し抑制作用が効かなくなってきます。

● ストレスに対するセロトニンの働き

外部からのプレッシャーに働くストレス(=応力)は、“闘いのホルモン”ノルアドレナリンが対応します。ノルアドレナリンの量が適度であれば、プレッシャーを跳ね返し、セロトニンの調整作用の助けを借りて元の正常な状態に戻ります。
しかし、日常の小さなさまざまなプレッシャーが積み重なり過多ストレス状態になると、ノルアドレナリンは必要以上に放出されて、自分の体にダメージを与えてしまいます。
“脳内の総合指揮者”と言われるセロトニンは、このノルアドレナリンの働きを抑制し、正常に戻す調整機能を果たします。

照代おばさんのワンポイント

セロトニンはどうしたら増やせるの?

●「脳内セロトニン」と「体内セロトニン」

セロトニンは脳内ではなく、実は体内にもあります。しかし、小腸の細胞内で作られる体内セロトニンは、ほとんど腸管で代謝されてしまい、余ったセロトニンも肝臓で壊されてしまいます。腸管運動が活発になる食後でも血中のセロトニン量は増えないことがわかっています。
一方、脳内セロトニンは脳幹の「縫線核(ほうせんかく)」という場所で作られます。脳内セロトニンは体内セロトニンの5%しかありませんが、実は人の感情や行動に大きな影響を与えているのはこの脳内セロトニンです。ドーパミン(喜び・快楽)、ノルアドレナリン(怒り・闘い)などをコントロールし、不安感やイライラ感を抑えて精神を安定させるのです。

● 脳内セロトニンを増やし、活性化させるには?

まず、栄養素から見てみましょう。
セロトニンの材料は、「トリプトファン」という必須アミノ酸の一種です。バナナ、緑黄色野菜、赤身肉、チーズ、パイナップル、アボガド、大豆、カボチャの種、小麦胚芽、そば、しらす干し、タラコ、ゴマ、かつお、まぐろ、牛乳、ひまわりの種、アーモンド、白米etc.などの食材に含まれています。
体内に取り入れたトリプトファンは消化管から血流に乗って、セロトニンを作り出す地へと旅立ちます。セロトニンを合成する酵素がある目的地、それが小腸と脳幹の「縫線核 (ほうせんかく)です。しかし、セロトニンの量は小腸が90%、脳内がその5%ですから、食事で脳内セロトニンを増やすのは不可能に近いのです。
また、セロトニンを伝達する「セロトニン神経」を活性化させることも重要です。そのためには太陽の光とリズム運動が効果的だと言われています。目から入った太陽光の強い光信号が 脳幹の縫線核に直接働きかけて活性化させます。そして、歩行や呼吸、ものを噛むこと(咀嚼)などのリズム運動もセロトニン神経を活性化に効果があるそうです。

● もっと簡単にセロトニンを増やすことはできないの?

脳の中のセロトニンが大切なのはわかったけど…。食べ物で増やすのはほとんど無理みたいだし、私、運動も嫌いなのよ。もっと簡単にセロトニンを増やす方法はないのかしら。お薬とか…。

分からなかったら、また森先生に聞いてみればいいのよ。
森先生、お願いしまーす!


康復医学学会
森 昌夫理事長

月の砂漠のオアシスに、旅人の“ココロとカラダを解きほぐす草(ハーブ)”があったそうです。それがこの「ラフマ」でした。 ものぐさな照代おばさんにピッタリの良い方法がありますよ。飲むだけでいいんです。
飲むといっても薬じゃない。昔から“リラックス・ハーブ”としてお茶で楽しんでいた「ラフマ」という植物の力を借りるのです。中国ではすでにラフマの薬理作用が認められて医薬品になっています。また、私たちの研究で、脳内セロトニンの増加とセロトニン神経透過性の安定性も確認して、学会発表しています。もちろん、学術的なデータもそろっているし、他の植物にあるような副作用もないので安心・安全。そこでお勧めしたいのが、配合特許をもとにメーカーで製造・発売されている天然ラフマ葉エキス食品です。この商品は、康復医学学会としても推奨している優れものです。いつも飲んでいる私自身が効果を体験しているから間違いない。
…だけどね、照代さん。少しは運動もしたほうがいいですよ!