うつ病に似ているその症状は「副腎疲労症候群」かも

2012-12-13_102518 体調がすぐれない状態が続き、病院に行くと、風邪やうつ病と診断されてしまい、出された薬を飲んでも全く治らない場合があります。

それは、現代人の多くが発症しているにも関わらず、日本のほとんどの病院で検査も治療もできない病気かもしれません。その病気が「副腎疲労症候群」です。
この病気は、ストレスが原因で副腎が疲れ果ててしまうもので、その副腎を治さない限り、いつまでたっても不調は治まらず、症状が悪化してしまいます。

■副腎疲労症候群とは?

 ストレスにさらされると、副腎から抗ストレスホルモンが分泌され、ストレスから心身を守るようにできています。しかし、長期的なストレスが続くことで分泌が過剰になり、免疫力が低下してしまいます。つまり、ストレスで副腎がダメージを受け過ぎて、心身に様々な症状が表れるのです。

■副腎疲労症候群の主な4症状 

症状はうつ病に似ています。朝起きられない、行動するのに時間がかかるようになった、午前中に仕事に集中できない、何をしても楽しくない、すぐにパニックになるなど、色々な症状が表れます。“極度の疲労感”や“精神的な落ち込み”が特徴です。以下は、副腎疲労症候群の疑いがある主な4つの症状です。
慢性疲労が続く
十分な睡眠時間をとっても、起きた後に頭がボーっとして疲れがとれない、眠りが浅い、または夕食後に気分がハイになるなどの症状があります。
脳に霧がかっている
脳の働きが明瞭ではなく、霧がかかったような状態になります。例えば、朝ご飯に何を食べたのか思いだせなくなるなど、記憶力が低下し基本的なことも忘れ始めます。
性欲が減退する
性欲の減退が顕著になります。刺激や興奮といった一次的欲求は生命維持や種の保存に不可欠なものです。
アルコール不耐性
少量のアルコールを摂取しただけで疲れてしまったり、むくんだり、頭痛になったりします。重い症状では、1杯のワインを飲んだだけで、話すのが困難な状態になり、二日酔いになることもあります。

■副腎疲労症候群の治療方法とは

 実は、国内には副腎疲労症候群を治療できる病院がほとんどありません。
しかし、生活を見直してストレスをためないことで改善されたという報告が多数あります。以下の3つの方法を実践して副腎疲労症候群から脱出しましょう!
(1)カフェインと糖分を摂らない
副腎への負担を軽減させ、ホルモン量を通常に保つために、カフェインと糖分は摂らないようにしましょう。
(2)塩分は摂取し、カリウムは控える
副腎は体液の電解質のバランスを調節している器官です。塩辛いものを食べたい時は積極的に摂取しましょう。逆に、塩分の排出を促すカリウムを含む食材は避けましょう。
(3)栄養素を摂取する
副腎の回復に必要な栄養素は、マグネシウム、ビタミンC、ビタミンB5です。

副腎疲労症候群は、いまアメリカで話題になっている病気です。日本でも徐々に症状を訴える人は増えてきました。
一度、自分の生活習慣を見直して見ることが大切です。

(参考:http://www.mindbodygreen.com/)

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