数値として目に見えるものでなく、また、他人に伝わりにくいもの、それがストレス。しかし、ストレス過多な状態になると、行動や立ち居振る舞いにも変化が出てくるといいます。
下記は、ストレス過多な人に見られる10の特徴をまとめてみたものです。あなたや身の回りの人がこんな状態になっていないか? まずはチェックしてみてください。
〔その1〕 デスクが散らかり始める
きれいだったデスクが散らかり始めたら要注意です。整理整頓の余裕がないくらい忙しい状態、または、片づける気力を喪失している可能性もあります。
〔その2〕 身だしなみに無頓着になる
きちんとしていた身だしなみがいい加減になっている時は危険信号。服装への興味の薄れは、社会や異性への興味が薄れている場合もあります。
〔その3〕 夜中のSNS
睡眠は心を健康に保つため重要な要素。寝ずに夜中にSNSをしているというのは、遅くまで働いて起きているのか、不眠なのかのどちらか。健康だとしても、夜ふかしが続くのはいい状態ではありません。
〔その4〕 ひとりごとが多い
周囲の状況に合わないひとりごとや攻撃的な内容のひとりごとは重度のストレスが原因になっている場合もあります。
〔その5〕 遅刻が増える
ストレスからうつ病になると、遅刻や欠勤が増える傾向があります。また遅刻自体もストレスの原因になります。
〔その6〕 仕事で過剰に頑張る
期待に応えようと労働時間もいとわず長時間働いてしまう傾向がある人は、“過剰適応”という状態です。周囲の評価や達成感が自己評価になっている傾向があり、心に負担を溜めやすくなります。
〔その7〕 結婚・昇進などの環境変化
たとえば結婚には同居や引っ越しなど、様々な環境変化が付きまといます。一般的には良いことであっても、環境変化のともなう出来事のなかにいる人はストレスが大きくなります。
〔その8〕 体調が悪い・すぐ体調を崩すようになる
倦怠感や肩こり、動悸、頭痛などが治らないといった人は要注意。うつ病から発生している場合もあります。また、ストレスが続くと免疫力が低下し、風邪をひきやすくもなります。
〔その9〕 何かと面倒くさいと感じる
これまで楽しかった趣味などが急に面倒くさくなったときはストレスがたまっている証拠。こんなときは、ストレスの原因を特定して、その原因から少し離れて静養しましょう。
〔その10〕 食べる量が減る
食欲の低下や体重の減少、食べ点もあまり味を感じないなどの症状は、心の問題に起因している場合もあります。
以上10項目にたくさん当てはまった人は要注意! 年末年始、じっくりゆっくり休むことに専念しましょう!
※監修:精神科医・作家 奥田弘美先生
※内容は、フリーマガジンR25およびから一部抜粋したものです。