コレステロールを抑制すると“うつ”になる!?

2012-12-07_085642

昨年の雑誌記事の中で驚かされたものの一つ。それは順天堂大学医学部の奥村康教授があるブログに掲載されたというもので、コレステロールの抑制はうつ気分になってしまうという内容です。

医者に行くと、総コレステロール値220以上で異常だといってコレステロール降下剤が出されます。すると、非常に多弁だった人が無口になったりして、多くの人にうつ症状が見られるようになる。中には正真正銘のうつ病を発症する人もいる。そういう人が電車に飛び込むんだという話がきっかけで、実際に帝京大学の精神科の先生とJR東日本が協力して、飛び込み事故で電車の止まることが多いJR中央線で自殺した人を調べたそうです。その結果、9割が55~60歳で、ほとんどが男。それが見事に全員、コレステロール降下剤を飲んでいたといいます。

サンプル数が少ないので、飛び込み自殺とコレステロール降下剤の間に決定的な相関があるとは断定できないものの、「全員がコレステロール降下剤を飲んでいた」という事実は重いことです。

そして、降下剤で低コレステロールになるとうつ症状が出やすくなるのも事実ですし、うつ病者の自殺が多いというのも事実ですから、コレステロール降下剤と飛び込み自殺との間には、かなりの因果関係があるとなります。
実に恐ろしいことですネ。

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