作成者別アーカイブ: yamanaka

新種の臭い「疲労臭」!

2013-08-13_104318

皮脂、汗だけじゃない、新種の体臭とは?

夏場にいや応なしに気になってしまうのが、体臭の存在。周囲の臭いが気になるのはもちろん、自分が誰かの脅威になっている可能性もあります。汗や皮脂の他に新たな要因まで現れ、この時期の“見えない敵”に打ち勝つにはたいへん!!

◆凶悪な匂いの原因は日常生活のなかに潜む!

皮脂や汗だけでなく、“新種”の臭いが新たに発散中とのことです。まずはその“新種”の臭いについて、体臭治療で知られる五味クリニックの五味常明先生にお聞きしました。

「まずは『疲労臭』。これは運動した後や疲労が溜まっているときに発する臭いです。通常、疲労時には体内では有害物質のアンモニアが作られます。健康な人なら肝臓でアンモニアは尿素に分解され、体外へ排出される。でも、疲労があまりに溜まると肝機能が低下し、皮膚からアンモニアが放出されるため、おしっこのような悪臭を発してしまいます。対策としては、シジミなどのオルニチンを含む食べ物を多く摂ること。また、毎晩ゆっくり風呂に入るなどして、寝る前に血行を良くして疲れを翌日に残さないように注意することです」

2013-08-13_104024 続いては、『ダイエット臭』

「行きすぎたダイエットが続くと、空腹時に口や体から甘酸っぱい臭いを発することがあります。極端な食事制限などにより無理なダイエットを続けると、体内にケトン体という臭い物質が合成され、血中に増加します。すると、肌から『ケトン臭』と呼ばれる甘酸っぱい臭いを発することになります。この臭いは、代謝がうまくいっていない証拠です。ダイエット中なら、すぐに方法を見直し、もっと体に負荷をかけないやり方に切り替えることをお勧めします」

早めに手を打たないと、ダイエットをやめて体重が元に戻っても、この臭いだけが残り続けることがあるそうなので注意しましょう。

「そして、『若年性加齢臭』ですが、元来、加齢臭とは年齢を重ねると分泌されるノネナールという物質2013-08-13_104950が原因です。ところが、近年20~30代であっても、このノネナールが大量に分泌され、加齢臭を発するケースが増えています。原因は、バランスの悪い食生活や運動不足、喫煙などの不摂生な生活。仕事でストレスが多い人や、肉や脂っこい食事が好きな人、また生活が不規則な人などに多く見られます。対策としては、生活改善の一言に尽きます。和食中心の食事に切り替えたり、運動して適度にストレスを発散したりすることで、臭いを改善できるでしょう」

臭いの源は体の内側にあり! 体臭は、デオドラント剤や体を洗うだけでは防ぎきれません。自分の体臭対策に本気で取り組むつもりなら、まずは今の生活スタイルを根本から見直す覚悟が必要なのです。

 

【五味常明先生】 五味クリニック院長。ワキガや体臭、多汗症などの治療と対策を行う。著書に『気になる口臭・体臭・加齢臭』『デオドラント事典―気になる“カヲリ”を予防しよう!!』など多数。

 

 

中国のビジネスマンは「母乳」で疲労解消!?

中国人ビジネスマン 疲労とるため栄養剤として「母乳」飲む

2013.08.11 NEWSポストセブン

2013-08-13_100543

最近、中国メディアでは母乳が闇売買されているとの報道が相次いでいる。おっぱいが出ない母親が新生児に与えるのかと思いきや、病人や過労に苦しむビジネスマンが栄養剤として使うというのだ。
『北京晩報』は、ある上場企業幹部の体験を詳報している。彼は仕事のストレスもあって全体疲労感を覚え、香港の友人から勧められたのが「母乳」だ。妻の許可を得て、1か月1万5000元(約24万円)で住み込みの乳母を雇ったという。
妻が同意することも驚愕だが、実際には1日3~5回、1回につき500~800ミリリットルの母乳を飲み続けたという。さすがに直接乳房からは飲まなかったというが、直を希望する雇用主もいるようだ。肝心の効き目だが、彼の場合はテキメンというほどではなかったという。
前出の1万5000元の給料を得られるのは若くてきれいな女性に限られるというが、そうでなくても「夫の稼ぎの数倍」になり、貧しい農村出身の女性にとっては魅力的な収入になる。
そして乳首を吸えば情が移るのも世の常。「乳母」を口実として女性を囲う輩も少なくないという。そういった背後もあり、乳母をあっせんする仲介業者が乱立し、大儲けしているという。
古来、中国では上流階級を中心に栄養剤として母乳を飲んでいたと伝えられており、10年ほど前には湖南省長沙市で「人乳宴」という母乳料理を提供する店が話題になった。同店では6人の乳母を「栄養師」として雇用、アワビの母乳煮など母乳づくしの料理を振舞っていた。
当然ながら、母乳は赤ん坊に与えるもの。「栄養師」や「乳母」の子は母乳を飲めず、粉ミルクに頼るという逆転現象が起きることについては中国国内でも異論が強い。
しかも、タンパク質含有量を偽装するために樹脂原料のメラミンが加えられた中国産粉ミルクの事件があってからは、誰も国産品を信用しない。香港では中国人が日本製の粉ミルクを買い占めて品不足になるという事態に陥っているほどだ。
そんななか、大人の手から母乳を取り戻そうという動きがある。中国南部の広州市に「母乳バンク」が設立されたというのだ。今年3月末から婦人小児医療センターが始めたもので、早産した低体重児などは腸機能が低く、母乳がもっとも良い栄養源であるという。また、牛乳アレルギーで粉ミルクが飲めない新生児にとっても、母乳は頼みの綱だという。
同センターでは献血車ならぬ「献乳車」まで用意し、およそ2か月で91人の母親がおっぱいを「献乳」したというが、まだ必要量の40分の1しか集まっていないそうだ。
なぜここまで母乳が珍重されるのか。『中国人の取扱説明書』(日本文芸社刊)の著書があるジャーナリストの中田秀太郎氏は、こんな見解を示す。
「話題になった人肉カプセルもそうですが、中国では健康のために、ヒトの胎盤や胎児そのものを食べるところもあり、母乳飲用はその一環ではないかと思います。今は禁止されたようですが、以前は大手ネットショッピングサイトでは母乳がいくつも出品されていました」
母乳の味は大人にとって、決しておいしいものではない。他国の食文化を否定するつもりはないが、母乳が本来の「飲み手」に渡らない状況は、どこかおかしいような気がしないだろうか。

青色LEDで快眠?

青い波長の光 日中浴び快眠
眠り誘うホルモンに関与 ~ 名古屋大などLED照明開発

名古屋大と愛知県立大などの研究グループは9日までに、発光ダイオード(LED)の青色の波長が睡眠を誘うホルモンの分泌に関わると特定し、青色の波長を制御する実験で、睡眠障害の改善を確認できたと発表した。
ヒトは脳内で眠りを誘う「メラトニン」というホルモンを分泌し、体温や脈拍を下げて眠りに入る。太陽の光でこのホルモンが減り覚醒するが、朝日を浴びずに照明に当たりがちな現代社会では、これらの睡眠リズムが乱れるという。

グループは、学生にLED照明を見せる調査で、青色の波長でメラトニンが減少すると特定。これを踏まえ、青色の波長を制御できるLED照明を開発、老人ホームなどに設置して高齢者の生活状況に変化があるか調べた。
実験では太陽の動きをイメージし、早朝から照明の青色を徐々に導入。夕方ごろから弱め、夜にはゼロとした。2週間後、調べた高齢者4人のうち3人は夜に覚醒する傾向が見られなくなった。
また、昼間にうたた寝していた3人のうち2人に症状がなくなった。
野菜の名前を列挙するテストでは、4人とも制限時間内に回答できる種類が増え、認知症への効果も確認できたとしている。
愛知県立大看護学部の岡本和士教授(疫学・公衆衛生学)は「この照明を太陽の役割として使うことで睡眠リズムを調整することができるかもしれない」としている。

2013年8月9日 日本経済新聞(夕刊)

プカプカ浮かんでストレス解消

2013-07-25_165221 塩分濃度の高い塩水で満たしたタンクに人が入り、ふたをして暗闇・無音状態の中で水に体を浮かべてストレスを解消するという「フローテイション」または「フローティング」が、サンフランシスコを中心に流行しているそうです。
図1 同地区では、過去10年間に約10ヵ所タンクを備えた「浮遊センター(Floatation Centers)がオープンしています。タンク1台の価格は最低約1万ドルで、大きさは一般的なもので全長8~9フィート、幅4フィート、高さ4フィート。塩水濃度はエブソム塩(硫酸マグネシウム)25%(海水は塩分3.5%程度)で、水温は華氏93.5度(約34℃)前後に保たれています。また
最新モデルには、紫外線と過酸化水素を活用した衛生・ろ過装置が使用されています。
大半のセンターの利用料は1時間70ドル前後。月額会員には割引もあります。現在ではタンクタイプの他、ルームタイプも登場しているようです。
(US FrontLine Newsより)

疲れに効く「イミダペプチド」だが

「イミダペプチド」1日200mgで驚異の実験結果

2013-07-24_144217鳥の胸肉に多く含まれる物質「イミダペプチド」が、疲れに効く。その事実を解明したのが、疲労研究の第一人者、大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座の梶本修身特任教授。テレビの健康番組をはじめ多くのメディアが注目する、科学が実証した抗疲労効果に迫る。

渡り鳥はなぜ何千キロも休みなく飛び続けることができるのか--。疲れに科学のメスを入れる糸口はそこにあった。

渡り鳥の抗疲労メカニズムの研究をしていく中でわかったのが、羽の付け根、翼を動かす胸肉にイミダペプチドという成分が豊富にあること。梶本教授はそのイミダペプチドに着目、抗疲労効果を検証する実験に取り組んだ。

日常的に疲労を自覚している207人を3グループに分け、イミダペプチド400mgを含んだドリンク、200mg入りのドリンク、そしてまったく含まないドリンクをそれぞれ8週間、毎日服用。その結果、疲労度を数値で測定すると、イミダペプチドを摂取して2週間後には明らかに疲労感が軽減され、200mgよりも400mgのほうに、よりその傾向が顕著に現れた。

また、被験者をイミダペプチド入りのものとそうでないものを飲む2グループに分け、毎日服用した4週間後に自転車こぎを実施。3時間半後にはどちらもペダルの回転数が落ちたが、イミダペプチド未摂取のグループがそのまま回復することはなかったのに対して、摂取したグループは徐々に回復して、4時間半経過後には、何と回転数がこぎ始めの数値にまで戻った。

実験結果は2008年の日本疲労学会で発表、一躍注目を集め、翌年にはイミダペプチドを含んだドリンクが商品化された。

だが、梶本教授は「イミダペプチドが疲労回復効果を発揮するためには、1日に200mgが必要。それを下回る含有量のドリンクでは効果は期待できません」と警鐘を鳴らす。ドリンクを選ぶ際には、イミダペプチド200mg含有を証明する「確証マーク」のチェックを忘れてはいけない。(2013.07.23 SANKEI DIGITALより)

・・・・とはいうものの、イミダペプチドの食品別含有量を見ると、

・鶏胸肉 100gあたり 1223mg
・豚ロース100gあたり  928mg
・豚モモ 100gあたり  833mg
・カツオ 100gあたり   811mg
・鶏モモ 100gあたり  467mg
・牛モモ 100gあたり  265mg

と、肉類にはかなり豊富に含まれています。通常の食事を摂っていれば1日200mgは簡単に摂れるので、わざわざドリンクやサプリで摂る必要はないと思います。「食事で摂れるものは美味しく食べて摂る」・・・それが基本です。イミダペプチドを豊富に摂るよりも、それをエネルギーに変えるための着火剤「コエンザイムQ10」の補給のほうがよっぽど疲労回復には大切です。

★お薦めのCo-Q10商品「真斗利来素100」は<こちら>から。

 

人間の1日のリズムは“25時間”

2013-07-22_170254 車のハンドルには“遊び”があります。これは、ハンドルを少し切ってもタイヤが動かず、タイヤが多少の溝に落ちたりや小石に乗ったりしても、急に車が蛇行しないように設けられています。「多少の狂いが生じること」を受け止めるシステムなのです。ましてや人間であれば、24時間周期を正確に計測して活動することができないのは当然です。

時計を使わずに日光も全く遮断し、被験者に時間が分からないようにした部屋で、好きな時間に眠り、好きな時間に起きるようにしてもらった実験結果があります。しばらくそのまま生活させると、多くの被験者は25時間周期で寝起きするようになったということです。このことから、人間の脳はもともと25時間周期のリズムを持っていて、毎日、朝日を浴びることでリセットし、リズムを24時間周期に調節し直していることが分かりました。
その後、人がもともと持っている周期が25時間だということに対して懐疑的な研究データも見つかったようですが、いずれにしても、人は24時間よりは長い固有の周期を持っていて、それを光で調節しているということについては、研究者の間で一致しています。

朝、起きて太陽を浴びることで、脳内の時計がリセットされます(目覚めてから4時間以内が良いと言われます)。どんなに夜更かししても、同じ時間に起きることが身体のリズムを正常に保ち、病気を遠ざけるためには良い方法です。

 

コエンザイムQ10の摂取が慢性疲労症候群を改善!

2013-05-16_095856カネカは7月18日、還元型コエンザイムQ10(還元型Co-Q10)に、原因不明の疲労や倦怠感等の症状が長期に続く慢性疲労症候群患者に対して症状の改善効果があることを確認したと発表しました。

同成果は同社ならびに大阪市立大学医学研究科の渡辺恭良 特任教授(理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センター センター長兼務)らによるもので、詳細は6月7日~8日に開催された「第9回日本疲労学会総会」で発表されました。

今回の試験は、還元型Co-Q10のカプセルと外見上見分けのつかないプラセボ(偽薬)カプセルを用いて、医師ならびに患者にはどちらのカプセルを摂取しているのかわからないダブルブラインド試験として実施。

対象となったのは慢性疲労症候群患者31名(還元型Co-Q10群17名、プラセボ群14名)で、還元型Co-Q10還元型(150mg/日)を3カ月間投与し、投与前と投与終了時の変化を疲労・睡眠・うつ症状に関する自覚的症状の得点、酸化ストレス・抗酸化力、計算課題により評価しました。

この結果、還元型Co-Q10の血中濃度は統計学的に有意に増加し、単純計算課題の回答数・正答数の有意な上昇(作業効率の改善)、中途覚醒回数の有意な減少(睡眠の改善)が認められたほか、指先の心拍変動を測定する加速度脈波による評価においても自律神経機能の低下の抑制が認められたという。

なお、研究グループでは、今回の試験結果から、還元型Co-Q10による慢性疲労症候群の改善効果が確かなものであることが明らかとなったとコメントしています。

2013-07-19_142923

カネカのホームページ⇒http://www.kaneka.co.jp/service/information/130719

★お薦めのCo-Q10商品「真斗利来素100」<こちら>から。

「小児線維筋痛症」がコエンザイムQ10の欠乏で起こることを発見!

2013-07-17_171110東京工科大学(東京都八王子市/学長:軽部征夫)応用生物学部の山本順寛教授らの研究チームは、全身の疼痛と慢性疲労を伴う「小児線維筋痛症」*がコエンザイムQ10**の欠乏によって起こることを明らかにしました。これは、横浜市立大学医学部小児科との共同研究によるもの。今後はコエンザイムQ10の投与による治療が期待されるところです。なお、同研究結果は学術誌『RedoxReport 2013』に掲載されました。

(2013.07.16 大学プレスセンター)

*【線維筋痛症】: 18箇所の圧痛点のうち11箇所で痛みを感じる場合、線維筋痛症と診断される。全身の恒常的な痛み、全身疲労、不眠などを伴う。女性が男性よりも約7倍多く発症する。

**【コエンザイムQ10】: ミトコンドリアのATP生産に不可欠な因子として単離される。全身のあらゆる場所に存在し、ビタミンEやビタミンCと同等の重要な抗酸化物質と考えられている。

★お薦めのコエンザイムQ10商品「真斗利来素100」は<こちら>から。

 

 

目の疲れは脳の疲れ?

長時間パソコンに向かって仕事をしたり、集中して手元で細かい作業を続けたりして目が疲れたことは、皆さんも経験があると思います。そんな時「遠くの景色を見るのが良い」といいます。そこから目が疲れたら遠くを見ると疲れが取れると感じています。

2013-07-16_164430

しかし、パソコン操作や細かい作業で目が疲れるのは、脳が疲れるからなのです。
人間も動物です。動物はできるだけ早く危険を察知したり、獲物を見つけたりするために、遠くを見るときは集中力を高めます。その時は自律神経の一つである「交感神経」が優位の状態にあります。逆に、近くにいる友達や家族の顔を見たり、母親のおっぱいを探したりするときは「副交感神経」が優位に働き、最も安心できる状態です。つまり、遠くを見るときは脳は交感神経が優位な状態、近くを見るときは副交感神経が優位な状態になるシステムが備わっているのです。
2013-07-16_165213 現代社会では、パソコン操作や緻密な業務等の仕事はミスの許されない戦闘モードなので交感神経が優位な状態に置かれます。つまり、近くを見ているので目は副交感神経優位な状態なのに、脳は交感神経優位に置かねばならないのです。自律神経の働きから考えると、交感神経と副交感神経はシーソーのように一方が高いときにはもう片方が低いのが常識です。近くを見ながらの作業は、双方が高いという異常状態です。この自律神経の矛盾が脳を混乱させ目の疲れの原因になっているのです。

手元の集中作業が、目の直接的な自覚症状だけでなく、動悸や血圧の上昇をともなったりするのは、目の疲れが脳の疲労からきていることを裏付けています。